aams 導入事例
社会福祉法人 清幸会
特別養護老人ホーム なすの苑
施設長・介護課 統括課長 池田・粂川様
aamsを導入した経緯、決め手を教えて下さい
5、6年前までなすの苑では、介護記録は紙ベースの24時間シートを使って手書きをしていました。そこから、現場の負担軽減を目的に介護記録ソフトを導入しています。介護ソフトを使っていてとても便利だったのですが、どうしても職員が見守りで頻回に居室を訪室する業務があるので、なかなか負担軽減できなかった部分がありました。介護記録ソフトに連動するいい見守り機器がないか関東マルワ産業様に依頼し、バイオシルバーと何社かの機器でデモをした結果、バイオシルバーが1番良いということになり、現場からも好評だったため導入を決めました。
同法人内の施設にaamsを導入した経緯を教えてください
まず、なすの苑で試しに導入しようと思いました。なすの苑が法人の中で1番大きな施設ということと、私が理事長を兼務しているので、実際に私の施設で試してみて良ければ他の施設にも導入しようとした経緯がありました。実際になすの苑に導入したところとても良く、導入後にちょうど補助金が出るタイミングもあり、各施設に少しずつ導入しました。補助金では導入できる台数に制限があるため、補助金は度外視し全施設に導入しようということになり、最終的になすの苑で80台、あじさい苑で78台、ゆたか苑で87台、あしの苑で39台と4件の特養全施設にaamsを導入しました。カメラも設置しています。やはり、とても良いと評判です。今現在、小規模施設も法人に3事業所あり、こちらの方も全居室に導入する予定です。
aamsの活用によってどのような内容で介護報酬加算を取得されていますか
今回aamsを取り入れたことによって、今年の4月から新しい介護報酬加算の取得がスタートしています。生産性向上推進体制加算の加算(Ⅱ)を取得しています。併せて夜勤職員配置加算も取得していますが、1番大きいのがこの4月から始まった加算だと思っています。加算(Ⅱ)から取得したのは(Ⅱ)からが取得しやすいということと、必ず取得できる加算だったためです。これよりもハードルが高いのが加算(Ⅰ)になります。フィードバックやLIFEへの報告を今も実施していますが、取得が確実になってから加算(Ⅰ)を取得する予定です。加算(Ⅰ)も全居室にaams、カメラを入れたことによって取得できる加算ですので、今回の導入はとても良かったと感じています。
aamsを看取りの際にどのように活用していますか
今までの看取りのご利用者のケアは5分間隔や3分間隔でその方の居室に訪室していましたが、aamsが導入されてからは呼吸の状態や心拍の状態をモニターで確認することができますので、他の方のケアを行いながら看取り期に入った方の状態を観察することができるので、職員の負担軽減にとても繋がっています。
睡眠状態の表示や睡眠履歴データをどのように活用していますか
睡眠履歴データは1週間分毎に確認することができるので、覚醒状態を見てご利用者のトイレ誘導や排泄交換の時間を選択することができます。そうすることで、ご利用者は夜間よく眠れるようになります。また、ご利用者の排泄時間を選択するとご利用者の失禁などを減らすことができるので、1人1人の自尊心を守ることができて、良いケアに繋がっていると思います。
aamsを導入によってどのように業務効率化ができていますか
夜間帯の巡視時間が約2分の1になりました。ご利用者1人につき導入前は24分かかっており、20名分で計480分かかっていましたが、導入後は1人につき12分、20名分で240分に軽減することができました。巡視時間が減ることでご利用者のケアや業務に時間を割くことができたので、とても良かったと思っています。