導入事例10

aams 導入事例

社会福祉法人 さわら福祉会
特別養護老人ホーム マナハウス
施設長・介護職・介護職サブリーダー 小金丸・末永・山下様

aamsを導入した経緯、決め手を教えて下さい

看取りを行う際の夜勤職員の精神的な負担を少しでも和らげたいと思い、平成30年度の補助金を活用して別会社のセンサーを導入いたしました。しかし、検知のスピードや体圧分散マットレスの厚みで検知されないことも多く、課題が浮き彫りとなりました。そんな時、福岡市の展示会でバイオシルバーさんに出会い、乳幼児突然死症候群のためのセンサーを作っているバイオシルバーさんのaamsを見て「これだ!」と思いました。早速デモ機をお願いし、検知の速さ、マットレスの厚さへの対応も問題なく、安心できるものと確信しました。そこで令和3年度の補助金を活用した第1弾、自己負担による第2弾、第3弾と徐々に増やし、遂に令和5年度末には全床に導入しました。令和5年度に開設した地域密着型特定施設には開設当初から全床にaamsを導入しました。

aamsを導入していることで、人材確保・採用にはどのような効果がありましたか

今いる職員はaamsのない施設では働けないのではないでしょうか。夜間の職員による巡視を極力なくすことで職員の業務負担の軽減に繋がり、ご利用者にとっては、訪室を無くすことで夜間の安眠を促しサービスの質向上に繋がっていると思います。そうして生み出された時間と労力は日中の余暇時間の充実につながり、ご利用者も職員も、満足度が上がっていると思います。さらに介護ソフトとの連携により1時間に1回バイタルが自動入力されるため、負担軽減と安心感に繋がっています。また新卒採用において、介護記録ソフトとの連携や導入の成果は効果絶大です。最近の介護福祉士養成校は、各校とも介護ロボットやICTに対する学習を取り入れていますので、介護実習や見学時に導入の有無、効果の確認をする学生が増えています。就職先を選ぶ際、同じ条件において導入している施設と導入していない施設のどちらかを選ぶかは一目瞭然です。いまや、人材確保は経営の最重要課題であることは言うまでもありません。

aamsを使用することでケアの質の向上にどのように役立っていますか

スマートフォンと連動しているため、職員がどこにいてもご利用者の心拍・呼吸・体動・離着床・睡眠状態などを、確認することができています。オプションセンサーを使用することでベッドからの起き上りを素早く感知し知らせてくれるため、転倒事故予防に繋がっています。またオプションセンサーのサイズ感もよく、普通のマットレスやエアマットの下に敷くだけなので設置も簡単で、また見た目も良いです。夜間帯は、パソコンや職員が持っているスマートフォンでご利用者の状態を常に確認できるため、巡視をすることがなくなり、職員の身体的負担の軽減に繋がりました。また、ご利用者は職員の巡視によって睡眠を妨げられることがなくなったため、ご利用者の睡眠の質の向上にも繋がっていると思います。

aamsを看取りの際にどのように活用していますか

リアルタイムで常にバイタルや睡眠状態を確認できるので、急変時には素早く対応することができています。また、いつ急変するか分からないから常に目が離せないという不安を抱えて1人で夜勤を行うのではなく、aamsを活用することで状態をしっかりと確認しながら優先順位をつけてケアに入ることができるので、職員の精神的な負担軽減にも繋がっています。

aamsを巡視の際にどのように活用していますか

夜間帯の職員の手薄な時間帯に居室内を遠隔で確認することができるため、他のご利用者のケアをしている間の不安が軽減されました。また、アラートが鳴ってもカメラで確認をすることができるため、必要のない訪室を削減することができています。心拍・呼吸状態などが常に把握できることにより、職員の精神的不安の軽減にも繋がっています。夜間の巡視がほとんどなくなったため、不必要な訪室、緊急性のない対応がなくなり、職員の身体的負担の軽減にも繋げることができました。
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